技術情報TECHNICAL

技術情報Technical intelligence

三方弁の流量特性は変えられますか?2023.10.03

混合/分流制御といえば三方弁ですが

1台のバルブで2系統の流体を制御できる三方弁のメリットは以前の記事で紹介させていただきました。
三方弁とは?(L形ポート)

とても便利な三方弁ですが、中間開度域ではCv値が減少する特性を有しています。
三方弁の実効Cv値とは

多くの場合、三方弁のこの特性で問題無く制御可能ではあるのですが

全制御域で定格Cv値を確保したい!
って場合、ありませんか?
↓こんなイメージ↓

CポートのCv値を一定にするには、A/B各ポートをリニア特性にする必要がありますね。

そういえば、EQ特性をリニア特性に変えることができる流量特性変換器ってアイテムがありましたよね?
流量特性を変える(VSC-2L)

三方弁も流量特性変換器でリニア特性に変換しちゃえば解決!
と思うのですが…

三方弁の流量特性は変えられない

と、いきなり絶望的なサブタイトル!

1つのボールで2つのポート開度を制御している三方弁は
ポート毎に補正することは構造的に不可能です。

このような場合は、調節弁2台を個別に補正して制御するしかないんですね。

さて、調節弁2台が必要なことは解りましたが
連携させて制御するなんて難しそう~
調節計の出力が1系統しかないんだよなぁ~

さて、どうしたものか…

「VSC-2L」は2台の調節弁を制御できる

と、今度は希望の湧くサブタイトル!

そうなんです!前出した「VSC-2L」は特性変換した信号を2台の調節弁に出力することができるんです。

三方弁の様に1つの入力信号で混合/分流制御が可能です。
もちろんリニア特性への変換も可能ですので、全開度域で定格Cv値を確保することだって出来ちゃいます。

三方弁の様に制御するには「バルブ①が開のとき、バルブ②は閉」といったように

入力信号に対して2台のうち1台の開閉制御を逆にする必要があります。

開閉制御を逆にするには2種類の方法があります。
信号断線時のフェールセーフ状態によって使い分けてください。

参考:「比例制バルブの信号が断線すると…」

●断線時にバルブ①閉/バルブ②開にしたい場合
・VSC-2L: 逆カーブパターンを選択
・バルブ①: モードA
・バルブ②: モードB(開閉逆モード)

三方弁と同じ動きにしたい場合はこちらの設定となります。

●断線時にバルブ①、②の両方を閉にしたい場合
・VSC-2L: 開閉逆パターンを選択
・バルブ①: モードA
・バルブ②: モードA

VSC-2Lから開閉逆にした信号をバルブ②に出力します。

各種比例制御弁で混合/分流制御できる

弊社が製造している三方弁はボール弁のみとなりますが
条件によってはバタフライ弁やプラスチック製バルブの方が流体との相性が良い場合もあるかと思います。

小口径バタフライ弁である「Zシリーズ」での使用等、幅広い流体の混合/分流制御に展開できます。

電動弁だけでなく電-空ポジショナ付きエア作動弁にも対応可能ですよ。

お気軽にお問い合わせください。

こちらからVSC-2Lの資料がご覧いただけます。
VSC-2L製品仕様・取扱説明書

VSC-2Lを使用するには、電動弁用の電源とは別にDC24V電源が必要です。
DC電源ユニット(MINI-PS)もご用意しております。
合わせてご検討ください。

使用する操作機によって停電時の緊急動作にも対応できます。

選定にお困りの際はお気軽にお電話やファックス、問い合わせフォームからご連絡ください。
使用条件に合わせて、最適な自動弁や周辺機器を選定させていただきます。

技術情報へ戻る

CONTACTご相談・ご質問、
まずはご連絡ください。

お電話でのお問い合わせ

052-582-6435

052-582-6435

受付時間 9:00~17:30(土日・祝日を除く)

FAXでのお問い合わせ

052-582-6439

24時間受付しております!

メールでのお問い合わせ

選定依頼・資料請求・その他お問い合わせ