技術情報Technical intelligence
三方弁とは?(T形ポート)2023.02.01
いつも弊社ホームページにアクセスいただきありがとうございます。
前回はL形ポートの三方弁を紹介させていただきました。
ちょっとマイナーな存在ですが、流路の切り替わり方が異なるモデルもラインアップしています。
今回は三方弁のボール内部の流路がT形となっているT形ポート三方弁のご紹介です。
・ストレートに流す流路を選択できる。
・全ポート開通にすることができる。
といった特徴を持っています。
流路の切替えパターンは
・A-B開
・B-C開
・A-C開
・A-B-C開
の4種の流路から2種類のポジションを選択していただきます。
弊社ではこの組み合わせを「切換フォーム」と呼んでおり製品型式の最後に小文字のアルファベットで表示しております。
<製品型式の例>
AE1T3101TTG-050-a←これです。
では各切換フォームと流路の関係をみていきましょう。
(イラストは操作機上部側から見た向きです。)
切換フォーム
切換フォーム【a】
ボールが右回転でポジション①(A-B開)
ボールが左回転でポジション②(B-C開)
切換フォーム【b】
ボールが右回転でポジション①(A-C開)
ボールが左回転でポジション②(A-B開)
切換フォーム【c】
ボールが右回転でポジション①(B-C開)
ボールが左回転でポジション②(A-B-C開)
切換フォーム【d】
ボールが右回転でポジション①(A-BーC開)
ボールが左回転でポジション②(A-C開)
お気づきの方もみえるかと思いますが…
切換フォームの【c】と【d】に関しましてはチーズ継手に二方弁を1台接続すれば同じ制御ができます。
その方がコスト的にお安く済むかと思います。
切換フォームの【c】と【d】は設置スペースが限られる場合にメリットが出る仕様ですね。
T形ポートは横三方形のみのラインアップ。
注)イラストは本体形状のイメージです。実際の製品とは異なります。
ボール回転軸の下側がCポートとなる立三方形ではボールを回転させてもCポートの開閉はできません。
そのためT形ポートの本体レイアウトは”横三方形専用”となります。
レイアウト検討時にはご注意をお願いします。
また、T形ポートは流路切替え用となります。比例制御には適しません。
・STシリーズ(ねじ込み形)
・T3シリーズ(フランジ形)
・T4シリーズ(フランジ形)
・TPシリーズ(プラスチック製)
シリーズ毎に本体材質やグランド構造等の違いがあります。
詳細は各製品ページをご覧ください。
(↑青文字クリックで各製品ページにジャンプします。)
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小口径から最大150Aまで数多くの三方弁バリエーションを取りそろえております。
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