バルブのサイズを表す呼び径には

ミリメートル表現のＡ呼称（エーこしょう）

インチ表現のＢ呼称（ビーこしょう）

とがあります。

弊社の資料やウェブページでの呼び径は”50A”のようにＡ呼称を使用しています。

バルブに表示されている呼び径や会話でのやり取りではＢ呼称も使用されています。

Ａ呼称の読み方は共通ですが、Ｂ呼称は同じ呼び径でも複数の読み方が存在します。

特に小径のものはインチの分数表現を分厘毛で置き換えた「分（ぶ）」の表現も多く使用されます。
１インチを基準に1/8単位で区切り、その分子で表します。

「1 / 8B」は「１分（いちぶ）」と読みます。

少しややこしいのが、分での読み方は分母を８にした状態で表現するので
バルブ本体等の表示と読み方とが異なるものがあることです。

1/4Bをそのまま読むと「よんぶんのいちインチ」ですが…

分で表現すると

1/4の分母を８にした状態（＝2/8）にして分子を読むので

「２分（にぶ）」と表現します。

また、1Bより大きいサイズでは1/4を「クォータ」、1/2を「ハーフ」や「半（はん）」と表現することもあります。

バルブの呼び径は接続する配管側のサイズを表すものです。

バルブ内部の流路部の寸法とは異なる場合があります。
「同じ呼び径でも内径が違う？」←でご紹介させていただいております。

選定の際はバルブのポート形状や図面寸法をご確認ください。