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接地のススメ2021.12.01
自動弁メーカである弊社ですが、その中でも出荷量の多くを占めるのが電動弁です。
電動なので電源の端子にはもちろん配線していただいていると思いますが
保護接地端子(アース端子)に接地線(アース線)を接続せずに電動弁を使用していませんか?
保護接地端子は製品の安全性を確保するため、保護接地と接続しなければならない端子です。
電線1本で感電事故や機器類の破損を避けることができる。
接地線は接続していなくても電動弁は作動しますが
接続していないといざという時に大変な事になってしまう可能性があります。
金属製ケースを採用している電動操作機に漏電が発生すると、ケース表面に電気が流れてしまいます。
もしも、接地線を接続しない状態でケースを触ると…
芸人さんが受ける罰ゲームを遥かに超える衝撃が躰を貫きます。
マジメな話、電圧や環境によっては、それこそ命に係わる可能性があります。
接地線が接続されていれば、漏れた電気は接地線を通じて地面に流れていきます。
電気は流れやすい方へ流れる性質があるので、接地線が繋がっていれば人より接地線の方へ流れていくので感電しません。
接地線が身代わりになってくれるんですね。
たった1本の電線で命と財産を守ることができる接地線の接地はとてもコスパの高い安全対策です。
金属製ケースの電動操作機には内部に接地端子が設けられています。
入力配線を行う際は必ず保護接地端子を最初に接続してください。
半導体を多用する電動操作機にはアーシングが不可欠。
アース線の接続は、漏電時の感電対策だけではありません。
操作機内部の電子回路を保護する役割も担っています。
アース線接続がされていない状態では電動操作機が帯電してしまう状態となり
基板上の半導体部品がサージや静電気の影響により誤作動や部品破壊するリスクが高くなります。
多くの場合、電動弁は金属配管に接続されますが、パッキンや配管保持部の緩衝材などの影響により
電動操作機が絶縁された状態(浮いた状態)となることがあります。
また、樹脂製バルブにおいてはそもそも絶縁された状態となります。
この様な状況を回避するため、配線時は必ずアース線の接続を行ってください。
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