技術情報Technical intelligence
端子ボックス概要2020.09.01
最小限のアイテムで手軽に自動制御を実現します。
電動弁を操作するにはスイッチやリレー、調節計が必要です。設置する現場には、当然これらを納めるボックスが必要となります。
多くの電動弁やセンサー類、ポンプ等が併設される設備であれば制御ボックスのコスト比率はそれほど大きくありません。
しかしながら、現場に1台だけ電動弁を導入したい時などは制御ボックスや配線の価格またそれらの設置費用の負担が、電動弁導入へのハードルとなってはいないでしょうか?今後はより小規模な設備でも自動化の要求が増えることと考えています。
そこで、より幅広い用途で”手軽に”電動弁を導入していただける様、制御ボックスレスで導入できる電動弁を提案させていただきます。
無線操作ユニット
端子ボックス内に無線ユニットと操作用リレーを内蔵し、専用無線リモコンで開閉操作が可能になるユニットです。
電動弁に電源を繋ぐだけでシステムが完成します。無線リモコンの電波伝達距離は見通しで20m以上です。中間開度での停止も可能なのでバルブから離れた吐出口の流量を確認しながらバルブ開度を調節することも可能です。
操作がしにくい!操作が危険!といった場所に設置してある手動弁の置き換えにもお勧めです。
デジタル指示調節計ユニット
調節計ユニットを内蔵し、熱電対・測温抵抗体・電流/電圧信号に対応したセンサー類を直接つなぐだけでPID制御が実現できます。
液晶表示で確認しながら簡単に各種設定が可能です。新PIDアルゴリズムにより制御性を向上させ制御開始から安定するまでの時間を短縮。外乱後のオーバーシュートを抑制するジャンプレス制御を搭載しています。PID制御タイプは、ノーマル/オーバーシュート抑制(弱・中・強)/外乱抑制から選択可能です。
カレンダータイマユニット
端子ボックスにデジタル・デイリータイムスイッチを内蔵しています。電源を繋ぐだけでプログラム制御が可能です。
設定された時刻に電動弁を作動させます。毎日同じ作動をする設定や、曜日によって作動パターンを変える設定等、幅広いシチュエーションに対応できます。
ローカル操作ユニット
内蔵した開閉押しボタンで直接電動弁の操作ができます。別途、操作スイッチを増設して、ローカルとリモート(有線)で使用することも可能です。
制御盤レス仕様だけでなく、周辺機器を端子ボックスにおさめ、シンプルでコストメリットのあるレイアウトを実現できるモデルも検討中です。
電動操作機と補器類の結線を一まとめにできるので、現場での配線作業を効率化し配線の取り回しもスッキリと収めることができます。
端子ボックスに収める機能として、現在以下のような機能を検討しています。
流量特性変換ユニット
入力信号を変換することでイコールパーセント特性のバルブを疑似リニア特性として使用することができます。
中間位置制御ユニット
抵抗入力が可能な電動操作機にターミナルボックスを取り付け、ノブで手動操作できる可変抵抗器をボックス内に設置します。
操作が大変な大口径バルブも簡単に指先でお好みの開度に調節できます。
別途開閉スイッチを設けると全閉ー設定した中間位置ー全開の3位置を遠隔で操作可能となります。
アラーム出力ユニット
比例制御電動弁で設定した開度以下および以上となると無電圧接点出力するユニットです。
長距離省配線ユニット
数十台の電動弁を2本の電線だけで操作と監視ができるユニットです。
それぞれの電動操作機に制御ボックスから配線する必要が無く、数珠つなぎに接続できるので大幅に電線を削減できます。設置後の電動弁増設や分岐位置変更も自由に可能です。
上記以外に、お客様がご希望している機能や使い方がありましたらお気軽に弊社営業部までご相談ください。
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